コラム

第46回運動を考える(3)

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  • sn

    今回から3回に分けて、運動と食事との関係を書かせて頂きます。
    超長寿社会に突入した我が国において、予防医療、あるいは抗重症化医療の観点から、生涯に亘って運動と食事にどのように関わっていくかは大きな課題であることはこれまでも書かせて頂きました。

    自立した生活を維持する健康寿命の延伸やアルツハイマー病を始めとする脳の働きを支援するためには適度な運動が不可欠であることが様々な研究で分かって来ました。そして、これに食事、すなわち栄養を組み合わせることで更にその効果は高いものになっていくのです。表に運動する時に適切な食事を摂る意義をまとめました。

    食事は、運動をするための単なるエネルギー源となるだけでなく、運動によって刺激を受けた身体が成長するのを助ける働きがあります。この成長とは子どもの身体がずんずん伸びる成長だけでなく、高齢者の新陳代謝をも指します。すなわち、適度な運動を適切な食事と組み合わせると内臓や皮膚が若返るのです。また、運動時の食事としては、水分も重要です。

    夏場の散歩では、1時間で1リットル以上の水分が失われることもあります。軽い塩分と共に十分な水分を摂りましょう。なお、運動は身体に良いものですが、一方で、身体を傷つけます。激しい運動は免疫力も下がってしまいます。十分な食事を摂って、筋肉などの修復や免疫力の向上を図りたいものです。

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